|
『近代の夢と知性 文学・思想の昭和10年前後(1925〜1945)』
|
目 次
まえがき
**********************
- 文学的国際主義とディアスポラの運命 ――昭和一〇年代・藤村・東アジア文学――
……………佐野 正人
-
中井正一と和辻哲郎と「主体」
……………畑中 健二
-
昭和十年代における「浪漫主義的言明」の諸相
……………柳瀬 善治
**********************
- 萩原朔太郎に於ける〈家郷〉
……………佐藤 伸宏
- The Fragmental literature ――太宰治「HUMAN LOST」論――
……………中村 三春
- 太宰治「人魚の海」の方法
……………跡上 史郎
- 芸と故郷 ――谷崎潤一郎「藝談」の位相――
……………森岡 卓司
- 中河與一の偶然論と『愛恋無限』
……………山崎 義光
- 一九三〇年代の恋愛 ――坂口安吾『吹雪物語』論――
……………加藤 達彦
- 開戦前夜の南洋幻想 ――岡本かの子の「河明り」――
……………土屋 忍
************************
- 林房雄研究の一九三〇年代
……………神谷 忠孝
- 杢太郎と太田教授のあいだ ――昭和十年代の日記と作品から――
……………畠中 美菜子
- 九鬼周造「流行の存在論的形態」に関する一考察
……………池上 隆史
-
保田與重郎とカント ――アプリオリな思考と全体性への射程――
……………野坂 昭雄
- 昭和期における大川周明のアジア観
……………昆野 伸幸
- 日本帝国主義の戦争への抵抗 ――作家・郁達夫晩年の足跡――
……………顧 偉良
- ナショナリティによる近代の超克
……………ケヴィン・M・ドーク/伊藤正範訳
- 転向と近代日本文学史という物語の成立 ――昭和十年前後における島崎藤村の再評価――
……………マイケル・ボーダッシュ
**********************
あとがき
|
|